Nov 1, 2012
What is 'Independent' means? - インディーってなに?
いろいろ考えたことがたまったのでfacebookに英語で投稿をしました。
日本のひとにも知ってほしいと思ったのでここに書きます。先に言っておくと長いです。
書いてるうちにいろいろ足されて和訳じゃなくなってきたけど・・・
「インディーってなんでしょう。」
どういう音楽やってるの?とかどういう音楽が好きなの?ってきかれたときに「イ、インディー?」ってなりませんか。私は最近よく「イ、インディーダンス?」ってなります。
インディーってなんなんでしょう。難しいのはそれがただ音楽のジャンルを表すものではないからです。「インディーロック」とかそういうジャンルとは別物。(もちろん含むことはあるけれども)単にメジャーでない小さなレーベルの音楽という意味でもありますね。日本ではあんまり言いませんが、海外のアーティストは音楽性も含めてアンダーグラウンドって言ったりもします。ポジティブな意味でマイノリティってことです。はっきりとは言えないけれど、インディーとかローファイとかいう言われ方を嫌うアーティストが多いのは事実です。私は気にしませんが。それが表す真意ってなんでしょう。
このことでしばしば頭を抱えます。特にSapphire Slowsをはじめてからです。
それまではただの偏った音楽好きの女の子だったので、別に誰かに説明することもないしあんまり気にしていませんでした。インディーもなにもそれが私の音楽世界のほぼすべてだったので。
私はまだ超無名のちいさなアーティストですが、それでもいろんな人と出会ったり少しずつオファーをいただくようになっていろいろなことを考えるようになりました。
それで気付いたのが、やる側も、売る側も、受け取る側も、インディー=アマチュアという認識の強いやり方をすることが多いってことです。
もっとわかりやすくいうとプロ意識とか尊敬の念がないってことです。お互いに。
ここでモヤモヤするようになりました。なので私の考えを書こうと思いました。
インディーが限りなく≒アマチュアであることはわかっています。でも必ずしもそうじゃありません。
私が言いたいプロフェッショナルっていうのはそれで食べていくってことではなくて、ちゃんと意識を持ってやるってこと。作品に対してはもちろんですが、仕事となれば相手がいることなので、きちんと相手を思いやって、相手の仕事を尊敬することです。
それって有名か無名かっていうことに関係があるでしょうか?少なくとも自分がやりたくてやるライブやリリースで。相手も「あなたの音楽が好きだから」やりたいと言ってくれたことで、お互い。私が自分のプロジェクトをはじめてから、たくさんの良い体験もしたけれど、同じくらい嫌な思いをすることもありました。「あなたの音楽が好きだからやりたい」っていうのを疑いもなくに信じたし、自分がやると決めたことには自分のベストをつくそうと思った。アマチュアだからこそ。ちゃんと見る価値のあるものができただろうか、とライブごとに一喜一憂します。そして、もちろん私にできてないことや至らないことはまだまだ多くて、こんなこと偉そうに言える立場じゃないってのは自覚してます。
でもそういう気持ちに反して雑な扱いを受けたり、とても尊敬されてるとは思えないブッキングをされたり、音の環境のことを考えてもらえなかったりと、不本意な思いをするたびに尊敬したい気持ちや信じたい気持ちは簡単に折られます。そのくらいじゃめげないけど。
昔Dummy Magazineのインタビューでも言ったけど、私は日本の音楽業界やあらゆるメディアが嫌いでした。いろいろなくだらないルールに縛られてるような気がしたし、そういうものに上から判断される世界なんて大嫌いです。
それが理由っていうのもあって私はなんとかして自分の力でアーティストになろうとしました。もちろん今となってはいろんな友人の助けがなければできないことがたくさんあるけれど、誰かのバックアップや所属、権力、お金なんかなくてもきっかけは一人でつかめると思いました。
今はインターネットがあるし、facebookやbandcampやsoundcloudのようにタダで使えるツールもたくさんある。それにアンダーグラウンドミュージックが好きな人は世界中にいて、やり方次第でそういう人たちにちゃんと自分の音楽を届けることができます。
私はまだ学生でお金持ちじゃないし、高い機材なんて買えないし、マネージメントもエージェントも通訳もいません。よく勘違いされてるけど海外に住んだことも一度もないし、だから海外にもひとつもツテもコネもありませんでした。
それどころか音楽を作り始めた頃は英語も全然出来なくて、短い英語のメールを読んで返信するのに30分も1時間もかかりました。でもどうしても誰も介さずに自分が直接やりとりしたくて、必死にやってるうちにだんだん読み書きができるようになりました。未だに英会話は苦手です。
でも運がよく、世界中で一番かっこいいレーベルから自分の音楽をリリースすることができたし、今ではインターネットの向こう側だけじゃなくてちゃんとリアルの友達や仲間とも出会えました。きっかけはNot Not Fun/100% Silkに送ったデモ、というかbandcampのURLを貼付けただけの一通のメールでした。
作り始めたことは本当に誰も私の音楽に興味をもってくれるなんて思ってなかったし、未だに信じられないです。いろんなことを無理矢理英語ではじめたのも日本では誰も見向きもしないだろうとキッパリ思ってたからです。(実際にそういうところはあります。海外の一部のひとは驚くほど耳が早くて、何にも臆さずにオファーをくれる。)(最近はfacebookやtwitterにも日本のひとが増えてきたので少し日本語で書くようになりました。)でも日本でもごくごく一部の友人やプロモーターさんはかなり早い段階でちゃんと尊敬して扱ってくれて、そのことには本当に感謝しています。むしろ、そういう人たちからプロフェッショナルっていうのがどういうことか学んで、ひねくれてるだけじゃなくて日本でもちゃんと色々吸収しながらやっていこうと思うようになりました。
ともかく。
有名とか無名とか関係なく、愛する音楽とアーティストを思いやったり尊敬できないひとは総じてクソなのです。インディー(笑)っていう態度をとられるとムカつきます。プロになる、プロとして扱われるっていうことが単に有名になってチヤホヤされるってことだけなら一生なりたくない。
でも大好きなインディー、アンダーグラウンドシーンの中でのプロフェッショナルを目指したいとは思っています。食べていくってことじゃなくて、きちんと、自分のやり方で、やっていくってこと。それで日本のたくさんの小さくて素晴らしい音楽を取り囲む環境が、1mmでも向上すればいいなと思っています。
インディーは、アマチュアでも欠陥でも意識の低さでもなく、何か自分にできることを、自分たちで、妥協せずにやっていこう、はじめようっていうDIYの美学です。すべての素晴らしいことのきっかけです。
もしこれを見てる誰かが自分の部屋で音楽を作ってるなら、誰も知らないような音楽を愛してるなら、どうかそのままやり続けて下さい。
何にも縛られず、自分のやり方でとにかく、何でもやってみるのが大事だと思います。
機材とか知識とかお金とか友達とかいなくても最初はなんとかなるよ。
私は今でも、これからもインディーが大好きです。インディーじゃないシーンや人たちとも接点を持つようになって新しい世界も広がっていってるけど、外に出れば出るほど、私はやっぱりインディーが、小さなクラブやバーで一緒にパーティをしたり飲んだりレコードの話をしたりする仲間が大好きだって気付いたよ。そこが原点だと思います。
なので、今いる友達はもちろん、まだ会ったことがない人も、どこかで見かけたら気軽に声をかけてください。どうやって音楽つくってるかとか、どうやって海外とコンタクトとってるかとか、あんまり参考にならないかもしれないけど何でも聞いて下さい。逆に何かおもしろいことやパーティーがあればいつでも誘ってね!そしていろいろ教えて下さい。
長いこと読んでくれてありがとう。
こういうことはどこかに出さないと忘れてしまう、大事なことだと思ったので。
ではでは。
Sapphire Slows
--------------------------------------------------------------------------
what is 'independent'? just means an amateur? no.
for long time, honesty i even couldn't tell the difference between 'independent' and 'underground'.
i know 'independent' is simply mentioned how small/big is the label, or maybe DIY ethic. and 'underground' can includes plus music genre etc.
i'm often trapped in my head about this issue, but i just wanted to say that 'independent' is not always equal to 'amateur'. i know i'm still too small like less than piece of cheese and i have a quite short history as an artist. but i noticed that many people tend to just treat us as amateur and it's kinda shame that actually many of us sometimes couldn't behave as professional (it means 'proper' in this sentence. )
BUT we can be a professional. without any big power and money.
i hated japanese music industry and the media because it seems they have their own stupid rules (maybe not only in japan?) and i don't want to be controlled by them, don't want to owe anything for them.
it is because i decided to become an artist without any helps like that.
i thought i can do it, or just can try, because now we have internet, many information and tools online for free like facebook, bandcamp, soundcloud etc, and above all, i have many friends who have same ears like you all over the world.
i have no money, no expensive equipments of many, no agent, no management, no interpreter,
( i couldn't even read/write any english when i started making music because i never lived in abroad. that's like used to take 30min-1hour to read and reply with a short email. then just learned by myself w/time. though i'm still not very good at listening/speaking...)
but i'm lucky enough i could release my music on my favorite, best labels in the world and also i could get some good music friends in some place in person. it started just with an email to NNF/SILK, that i attached my bandcamp's URL.
at first, i really thought nobody would like my music and it's still crazy for me someone like my music. (especially in japan, actually i didn't have any japanese followers in both of facebook and twitter before. that's one of reasons why i started to write all the sentences in english. now sometimes i'm trying japanese too just depends on the situation. ) however, some friends and some promoters treat me with full of respect though i'm just a nameless artist. of course i really appreciate it whenever. even i learned what is professional from them and i'm still in developing....so now i still hate part of industry but not all of them. just thinking it would be important to respect each other with full of warmth.
anyway, i just wanted to say FUCK IT, to someone couldn't respect music and artists.
'professional or indie' doesn't mean if you are famous or unfamous.
i never want to be a professional if it just means famous.
but i want to be a professional in underground/independent, that means not to negative, but to positively keep its DIY ethic and proper attitude.
sorry for long sentences and some of dirty complaint. maybe it sounds sort of cheesy and just like covering up. but i don't want to forget my thoughts at this moment and i thought if it's worth just to share.
if you are making music in your room or just loving music, please keep it up even if nobody knows about that. you need not tied with anything and anyone. just try and do! you can make your own sweet music if you don't have anything.
i always LOVE independent/underground music and parties all over the world.
please have me in your country sometime! i'd love to. also please come to my country with your sweet music. i can't guarantee anything but i'm happy to support in a small way as far as we have same ears. feel free to message me just to say hello or anything. here: sapphireslows@gmail.com
LOVE and RESPEC,
Sapphire